自然災害による経済効果と損失

昨日は台風6号の影響で、傘が1本台無しになってしまいました。

今度雨が降りそうな時には、傘を購入するでしょう。

例えば、その傘が2000円だったとします。

購入する私にとっては、2000円の出費です。

つまり私から見れば経済損失です。

しかし日本経済にとってはGDPの増大に繋がりますので、経済効果があったと言えます。

これをまとめて言うと、「私は壊れた傘を買いなおすため、2000円の出費をしたので、経済効果があった。」となります。

この事から「経済とは視点の違いで捕らえ方が異なる」と言えます。

私から見れば損失となるものが、日本経済にとってはプラスに・・・。


東日本大震災では量り切れないほど多くの犠牲と損失がありました。

今後は復興で多額の資金が動くのでGDPは確実に上がります。

しかしそのお金はどこから来ているのでしょうか?

これで分かりますね。

GDPの成長はあっても、誰かの損失が生まれています。

それは、あなたかもしれません。


今朝のドル/円相場は、79円20銭ほどです。

早朝3時くらいから急激に円安に動きました。

今夜は「米国・中古住宅販売」の発表があります。

米国における住宅関連の経済指標は影響が大きいので、しっかり見届けましょう。