原油が108ドルを突破しています

原油相場が1バレル(42ガロン≒約160L)あたり108ドルを突破しました。

単純に計算すると、108ドル×85円/160L≒57.3円/L

日本のガソリン税は53.8円/Lなので、111.1円/Lになります。

ここに貯蔵費、輸送費、GSの人件費等諸々の経費が上乗せされて、現在のガソリン価格は140円程になっているんですね。

おっと、何故かガソリン税には消費税がかかるので二重に税金を取られています。

みなさん、気付いておられるのでしょうかね?

 

さて、原油高騰の理由は3つ考えられており、(1)中東情勢の不安、(2)米経済の回復、(3)OPEC議長が原油高に対する会合は必要ないとの発言、です。

昨夜発表された「米国週間新規失業保険申請件数」は、38.2万件でした。

前回発表の38.8万人からさらに改善されていまして、これで4週連続で基準の40万件を下回っています。

この米経済の回復振りが、原油相場を押し上げている要因の一つです。

日本ではこれから夏に向けて火力発電の需要が高まると考えられますが、そこへこの原油高は追い討ちをかけるような感じになってしまいます。

当然、車を運転する方にとってはガソリンの値上がりは痛い出費になります。

 

今朝のドル/円は85円ちょうどを挟んだ展開が続いています。

80円、85円、90円などのキリのいい数字は、為替予約が入っている可能性があるでしょうから、そこで一進一退を繰り返して、↑ ↓ どちらかに動いていくのでしょう。

(私が住んでいる地域では桜が満開ですが、今日から週末にかけて雨模様です。)