(米)週間新規失業保険申請件数(2011年4月7日)

毎週木曜日に発表される米国の経済指標です。

発表される時間は、米国時間で8:30頃、日本時間で21:30頃になります。

「40万人」という数字が一つの区切りになっており、それより多いと雇用状況が悪化していると判断されます。

前回(3/31)の数値は、38.8万人、前々回(3/24)の数値は、39.4万人でした。

※ 6000人減少したことになりますね。

つまり雇用情勢は改善されてきています。

この雇用情勢の改善が、最近のドル高円安の背景の一つかもしれません。

ただしこの「週間新規失業保険申請件数」自体はインパクトは大きくないようです。理由としましては、失業保険に加入している労働者は半分にも満たないからです。

しかし毎週発表されるので、米国の経済動向の行方が垣間見えるのではないでしょうか。

  

今回はドル/円チャートの日足を入れてみました。

東北関東大震災から本日までのドル/円の動きが把握できます。

こうしてみると震災直後の円高から、順調に円安に進んでいるように見えますね。

今朝のドル/円は85円30銭前後で推移しています。

このように円安になっても、輸出企業によるドル売り円買いが進まないのは、やはり日本経済の先行き不安で、為替がまだ円安方向に向かうと見ているからなのでしょうか?