アイルランドの国債格付け ↓
4/15、世界的に有名な格付け会社「ムーディーズ」が、アイルランドの国債の格付けを2段階引き下げまして、「Baa1」→「Baa3」となりました。
アイルランドの国債は昨年の12/17に「Aa2」→「Baa1」に格下げされたばかりでした。
ここら辺は、いつもモタモタしている日本の金融機関よりも判断が早いですね。
このように早めの判断を提示してくれたならば、投資家や関係者はそれぞれ対応を考えられるでしょう。
ちなみにムーディーズが示している日本の格付けは「Aa2」で上から3番目になっています。
基本的な考え方ですが、国債の価値が下落すると保有者が売りに出すので、国債の発行者はなんとか買ってもらおうと国債の金利を上げざるを得ません。
するとその分、金利負担が増しますので、ますます財政を圧迫していきます。
今の日本の長期債務はGDPの2倍近い水準に達しており、約900兆円です。
もし国債の金利が1%でも上がると、金利負担だけで9兆円も増えてしまいます。
さあどうする、ニッポン!?
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