(米)S&Pが、米国国債の格付け見通しを「ネガティブ」へ

昨日に引き続き、今度は世界的に有名な格付け会社である「スタンダード&プアーズ(S&P)」が、AAA(トリプル・エー)の米国国債の格付け見通しを「安定的」→「ネガティブ」に引き下げました。
この発表によって、米株式も売られる格好となり、一時は300ドル近い下落となりました。

為替の動きは当然、ドル安円高へ・・・
しかし世界的に見ると、欧州の経済不安の方が不安視されているようですね。

それにしても、なぜ米国の国債がAAAなのか不思議です。
さらに日本の国債の格付けもAA(ダブル・エー)なのですが、両国とも巨大な債務を抱えていますね。

※日本は、国内で国債を消費していますが、そろそろ限界に達しようとしています。
これが、どのようなインパクトを与えるか、マスコミでは決して流されない事実でしょう。
日本国債福島原発、真実を知りたいものです。

さて、今夜の21:30には「米国住宅着工件数」の発表があります。
これは毎月第3週に発表される経済指標のひとつで、特に米国では、この住宅関連の数字が経済動向を見極める材料になります。

つまり住宅が多く作られると景気が上向いていると判断されるのです。
前回の3月の発表では、事前予想よりも大幅に悪い数値でした。

【2011年2月度の米国住宅着工件数】
47.9万件 (予想:56.7万件)

今朝のドル/円チャートはコチラです。