資源国の通貨は強い!

オーストラリア(豪)は資源国として有名ですが、ここ最近の商品相場の価格上昇を背景に資源国の通貨が買われ、ドルが売られています。

資源国であるオーストラリアは、石炭・鉄鉱石・原油・アルミ・液化天然ガス等を輸出しており。近年の新興国(特に中国)の需要によって、これらの資源価格は暴騰し続けています。
特に鉱物の価格指数は10年前に比べて3倍以上にもなっています。

オーストラリアは自然豊かな、のんびりとした国というイメージがありますが、実は日本よりも経済成長が著しい国なんです。

私は20年前にオーストラリアを旅行しましたが、その時はガイドブック通りの観光立国といった印象でした。
しかし現在は、世界有数の資源輸出国です。
今後は中東のような原油だけではなく、このような鉱物などいろんな資源を持っている国が潤っていくのでしょうね。

それらの資源を輸入して製品を製造する日本も、いろんな意味で政策転換を図らないといけないのではないでしょうか。

話は戻りますが、スイスフランもドルに対して上がっているようで、総じてドル安の展開です。

バーナンキFRB議長が米国経済について弱気な発言をしたので「やっぱりアメリカは弱くなっている」という印象を世界中に与えてしまっているように思われます。
要人発言は世界を動かしますね。

反対に今朝の円高は、ユーロ主導の円買いだそうです。
ドルを買う気にならないから円を買う?
それとも円を買いたいからドルを売る?
いずれにしても破綻間近の国を抱えている欧州連合が、経済破綻直前の日本の通貨を買うなんて・・・。
FX初心者の私には理解できません。

 

今朝(今週末)のドル/円相場は、81円20銭で終わりました。

この円高はユーロ主導による円買いのようでしたが、米国経済の弱さを露呈している昨今の米国経済指標の影響もあるのでしょう。

日本は来週もGWですが、為替相場は世界中で動いているので、仕事が休みのFXトレーダーも相場に集中できますね。

それでは、また来週お会いしましょう。